男女共同参画WEBマガジン

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インタビュー2017

静岡県男女共同参画社会づくり宣言事業所・団体

本橋テープ 株式会社

(吉田町)

酒井 栄子さん

紅林 直子さん

人をトコトン大切にする社風で地場産業に貢献

 昨年(2016年)創業30周年を迎えた本橋テープ㈱は、細幅織物のメーカー。吉田町は古くから織物業が盛んで、かつては150社ほどが織物業を営んでいたが、海外への生産移転などが進んだ影響で現在では14社余りとなった。国内生産の減少に伴って廃業が増加する中、本橋テープは順調に業績を伸ばしている。

 

 従業員は45人で、その内女性が32人と約70%を女性が占める。また今年度から定年制を改定し、70歳まで働ける環境を作った。現在、60代の社員は11人(内女性8人)と、老若男女がバランスよく配属され、それぞれが能力を発揮できる職場となっている。

 

 本橋テープでは毎年経営計画を策定、全社員が1年間の目標(アクションプラン)を発表できる機会を設け、働き方に対する社員同士の理解を深めると共に、それぞれのアクションプランに沿った評価を実施している。また今年、女性活躍推進法に基づく行動計画を策定し、管理職として女性を登用した他、これまで伝統的に男性が担ってきた技術職に女性2人を配置した。これらの積極的な取組みが認められ、今年度、知事褒賞を受賞している。

 

 正社員の酒井栄子さんとパート社員の紅林直子さんは、技術職として細幅織物の織付けを行っている。「ひと巻き4、5㎏の糸をいくつも織機にのせていくのはタフな作業。一方で、正確な編目で糸を織っていくために繊細さも必要です。大変な作業ではありますが、一連の工程を通して完成した製品を目の前にすると達成感がありますし、市販されているカバンなどに当社の製品が使われているのを見るとやりがいを感じます」と酒井さん。紅林さんは、「子どもが小さい頃は仕事を休まざるを得ないことも多々ありましたが、そんな時、同僚が快くサポートしてくれました。今年で勤続13年目になりますが、続けてこられたのは、柔軟な働き方が可能な当社の協力体制のおかげです」と話す。

 

 社長の本橋真也さんは語る。「10年ほど前から、テープ部材の製造・加工のみならず、テープを利用した完成品を開発し、メーカーへ提案する新分野へ進出しました。そんな中、商品の企画・デザイン・加工・販売に女性目線のセンスが非常に重要だと感じています。実際、新商品開発に携わる女性社員たちが、所属部署を越えて協力し合い、チームワークを発揮することで成果を上げています。

 

 地場産業を守っていくためにも、これからは様々な取組みが必要で、その基礎となるのが人材です。より多様な人材を受け入れ、男性・女性、高齢者・若者、障がいを持つ人・持たない人、外国人・日本人が垣根なく、共に働ける職場を目指したいです」

 

本橋テープ㈱:http://www.motohashi-tape.co.jp/

 

本橋 真也さん

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