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LGBTQ

トランスジェンダーの理玖さんに聞いてみた!

高校生の “LGBTQ あんなこと・こんなこと”part.1

 

6.社会への思い(4問)

 

 

 

 

 6.‐①

高校生

理玖さん

 

 

 

 僕はずっと「多様性を認め合える社会に」なれば良いなと思い、活動や日々の生活を送っています。「多様性」とはセクシュアリティだけでなく、様々な部分でひとりひとりが持つ「違い」を「個性」として捉えることができる社会になったら、より多くの人が生きやすい社会になるのではないかと思っています。

   これからの日本社会に対する願いはありますか?

 

 6.‐②

 

高校生

理玖さん

 

 

 

  多様性を認め合うことは非常に良いことだと感じますし、将来、性の多様性が広がれば、誰もが住みよい環境になると思います。一方で少子高齢化が進んでいる現在、LGBTQ当事者が増えたことにより、世界(主に日本)の人口はどのように変化するのかという点も気になりました。この点について理玖さんはどう思うのか聞かせてください。

   とても鋭い質問だと思いました。確かに同性のカップルが増えたら子どもは減っていくのでは?と思ってもおかしくはありません。でも、それは多様なセクシュアリティが理解される社会に近づき、その結果オープンにできるようになった人が増えてきたからということもあると思います。『同性愛の方達が増えている』というわけではなく、あくまで『オープンにできる人が増えてきた』ということです。 きっと今まで日本において、当たり前とされていた「家族の形」『愛の形』が「多様な家族の形」や「多様な愛の形」になっていくのだと思います。例えば、同性愛の方でなくても、その方の人生の中で、結婚、出産を選択しない方もいらっしゃいます。その反対で、望んでもその通りにいかない方もいます。金銭的な問題や、育児環境の問題で、子どもを産み、育てるのを諦めざるを得ない方もいるかもしれません。そう考えると、少子化の問題は様々な原因、課題があります。決して同性愛の方が増えたという訳ではありません。

 

 6.‐③

 

高校生

 

理玖さん

 

 

 

 世界ではまだ“偏見”の目は多いのでしょうか?(自分はこういったLGBTQの人たちがいてもそれはそれで個性もあり、何もおかしくないと思ったからです)

 日本社会で偏見、差別的意識が社会の中で減ってきているのは、生活の中で身を持って感じる場面が多々あります。ただ、まだまだゼロになった訳ではないのかなと。悪意のない差別、偏見。それは「知らない」「身近にいると思わない」というところからきているのではないかと思います。比較的若い世代はSNS等の普及で情報が広がり、違和感を持たず受け入れられるようです。世界単位で見ると、同性婚が認められている国もあれば、残念ながら同性愛が刑罰の対象となってしまう国もあります。近年の傾向としては、先進国では多くの国で同性婚が認められてきています。

 

 6.‐④

 

高校生

 

理玖さん

 

 

 

 今後、日本の社会は、LGBTQについてどう理解したらいいのでしょうか?

 セクシュアルマイノリティは特別だ 、珍しいという認識ではなく、マイノリティ(少数派)もマジョリティ(多数派)も単に数の問題なだけ。「そういう人も当然いるよね!」というような日本社会になるよう、まずは「当たり前にいるのだ」ということを理解してもらう必要性は感じています。

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