男女共同参画WEBマガジン
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特別インタビュー2022
女子ラグビーチーム『アザレア・セブン』の選手に
いろいろ聞いてみた
【後編】男子アスリートとの違い、ケガや体調管理について、チームの地域活動、「はなぐるまプロジェクト」について①
※前編「チームの立ち上げ・ラグビーと仕事の両立」はこちら
日本初の「女性と子ども」に特化した総合型地域スポーツクラブ【アザレア・スポーツクラブ】。
クラブ最初のプロジェクトでもある女子ラグビーチーム『アザレア・セブン』の現役選手2名に引き続き話を聞いた。
●冨樫 香子 (とがし かおるこ)選手
■ポジション:フッカー、スクラムハーフ
●横山 里菜子(よこやま りなこ)選手
■ポジション:スタンドオフ、スクラムハーフ
※以降 (冨樫)(横山) 敬称略
男子アスリートとの違い
── 女子アスリートと男子アスリートで環境の違いはある?
冨樫
横山
冨樫
ケガや体調管理について
── ラグビーは接触プレイがあるスポーツだが、ケガや体調の管理はどのようにしている?
横山
富樫
── グランド練習のみならず、体づくりとしてウェイトトレーニングも行う?
富樫
横山
富樫
横山 日焼けもありますしね。夏は黒さは目立つよね。
男子ラグビーと違い、女子ラグビーの試合って基本的に無料で試合が観戦できるのですが、そういったところをみるとビジネス的な価値がまだないというか、成長段階だなと思います。無料ということで、入口は広げられると思いますが…。現状女子の最高峰の7人制ラグビー大会は素晴らしいスタジアムで行っていますし、面白い試合もしているので、もっと知ってもらえたら嬉しいですね。
(男子との)認知度の差はまだまだ。
男子のラグビーにしても2015年のワールドカップ、五郎丸さんをきっかけに徐々に人気が出てきたと思うんですけど、女子はまだこれから。例えばサッカーとかバレーとか他の女子スポーツも、そこまでの高い金額ではなかったとしてもちゃんとチケット代は取っているので。女子ラグビーもそうやって徐々に価値を高めていければと思います。今はまず知ってもらうっていう段階なのかなと。
膝のケガが多いですかね。体の使い方だったり、コンタクトスポーツなので避けられないところもありますけど、自爆みたいなのもラグビーは結構多くて。自分で踏んだステップで切っちゃうこともあります。それから内股になりやすかったり膝が内側に入りやすいっていうのを、筋力で正していったりみたいなのは女子が特に気をつけてるところだと思います。
休養も大事っていう時代ですけど、それは男性と女性の違いもあるみたいで。女性は守る力っていうのがあるらしくて。例えば「今日は1時間ガンガン走るぞ」っていう時、男性だと1時間でもう走れなくなるけど、女性は1時間走った後に「じ
ゃあこれ追加でやります」ってやったら生物学的にできちゃうらしくって。出し切りっていうのができない生物らしい。だから割と長い(時間)練習できちゃう。女子の方が練習時間が長いんじゃないかな。
私は夜型なので本当は夜遅くまで起きていたいんですが、最低限睡眠時間を取らないと、次の日の朝練習に響いてしまったりするので。最低7時間は寝るとか、体調に合わせてちゃんと湯舟に浸かったりとか。すごく基礎的なことにはなるんですけど。食事の面では、以前ケガをした時に体脂肪率があがってしまったので、白米は絶対食べないと決めて絞った時期もありましたが、今は我慢するところと食べるところっていうのは、メリハリを付けてっていう感じですかね。
そうですね。ウエイトトレーニングは体を鍛えるために重いウェイトを持ちますね。それとお尻とか背中とか、ラグビーは後ろの筋肉が重要なので、意識して鍛えています。使える筋肉じゃないといけないので、ただデカくするじゃなくって、間に瞬発系のトレーニングを入れたりとか、っていうのもありますね。
(鍛えすぎて)服のサイズが合わないっていうのはありますね。腿に合わせるとウエストがブカブカとかは、多分ラグビー選手あるあるですね。
私服で夏だったらノースリーブとか着たいですけど、ムキムキしすぎて。…と言いつつ気にせず着ていますが(笑)
(次ページ「チームの地域活動」「はなぐるまプロジェクトについて」はこちら)
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