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特別インタビュー2022

女子ラグビーチーム『アザレア・セブン』の選手

にいろいろ聞いてみた

 

【前編】チームの立ち上げ・ラグビーと仕事の両立①

※後編男子アスリートとの違い」「ケガや体調管理について」チームの地域活動」「はなぐるまプロジェクト」について

こちら

【アザレア・スポーツクラブ】は日本初の「女性と子ども」に特化した総合型地域スポーツクラブとして2018年11月に誕生した。

エコパスタジアムで行われた2019年のラグビーワールドカップの感動をまだ覚えている人も多いだろう。そのレガシーを残すため、クラブにとって最初のプロジェクトとなる7人制女子ラグビーチーム『アザレア・セブン』が2019年3月に設立された。

クラブとして「新しい女性アスリート」像を創出するというヴィジョンを掲げているが、それは一体どんなものなのか?

静岡県小笠山総合運動公園エコパを拠点に活動する『アザレア・セブン』の現役選手2人に聞いた。

 

●冨樫 香子 (とがし かおるこ)選手

 ■ポジション:フッカー、スクラムハーフ

 

●横山 里菜子(よこやま りなこ)選手

 ■ポジション:スタンドオフ、スクラムハーフ

 

※以降 (冨樫)(横山) 敬称略

 

チームの立ち上げ

 

 ── 『アザレア・セブン』の立ち上げ当時はどんな感じだった?

 

冨樫

 

 

 

 

 

横山  冨樫はセレクション合格者の1期生なんだよね。

 

冨樫

 

 

 

 

 

 

その後3月22日にチーム活動がスタートし、5月から試合が始まった『アザレア・セブン』。

怒涛の2019年、入れ替え戦まで勝ち進んだがそこで負けてしまい、1部リーグには参入できず。

2年目3年目も上を目指したがコロナ禍で入れ替え戦が行われず、2023年3月に行われる昇格大会に期待がかかる。

 

── 選手の皆さんはどのようなきっかけでラグビーを始めた?

 

冨樫

第1期生は2019年の3月3日にセレクションが行われて、最初は7人いないぐらいですかね…。高校を卒業したばかりの子もいました。そこにニュージーランドやオーストラリアから来た選手が4人くらいいて、なんとか試合を行えるという状況でした。

横山選手は小さい頃からラグビーをしていて、7人制でも15人制でも代表経験があります。

私は大学から始めました。中学・高校ではスポーツはやっておらず、吹奏楽にのめり込んでいました。

大学入学時に新しいことに挑戦したいと思い、父も昔やっていたということもあり、ラグビーを始めました。大学のラグビー部が女子も受け入れるという体制を整えてくれたこともきっかけです。

その後、大学ラグビー部の監督から「地域のラグビーチームに女子部門があるよ」と紹介されてそのクラブチームに所属したのがスタートでしたね。

他の選手だと、大学まではバリバリ陸上競技で砲丸投げをしていて、社会人になって本格的にラグビーを始めた子や、藤枝順心高校の女子サッカー部にいて、高校を卒業してから違う競技にチャレンジしたいという想いで『アザレア・セブン』に入った子もいます。色んな選手がいますね。

外国人選手や初心者の選手、ラグビーじゃなくて他の競技から転向する人もいました。色んな人を受入れてみんなで活動していくという形でした。

2年目以降は、横山選手みたいに日本代表経験のあるベテランの選手も入団してくれるようになりました。

(次ページ「ラグビーと仕事の両立」はこちら)

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