トランスジェンダーの理玖さんに聞いてみた！

高校生の “lgbtq あんなこと・こんなこと”part.２

★後藤理玖さん プロフィール

★性の多様性に関する県の取組について

★「LGBT・多様な性のあり方の一例」について

★LGBT活動団体紹介ページ（外部リンク）

*参考：Magazine For LGBTQ+Ally PRIDE JAPAN

https://www.outjapan.co.jp/pride_japan/news/2018/3/4.html

  現在、条件を満たしていれば性別適合手術は公的医療保険が適用になるようになっています。ただ、その条件として（自由診療となる）ホルモン治療を受けていないこととあります。手術を考えている多くの人は、まずは身体を望む性別へ近づけるホルモン治療を受けているため、手術の保険適用の条件から外れてしまうという課題があります。

　手術、入院、診察代は全て合計でいくらくらいかかりますか。病院はどうやって探したらいいですか。

　親に話しても理解されない場合、どうしたらいいですか。

　手術や入院、診察代等は人それぞれのケースがあり、またどこの病院で受けるかによって変わってくると思います。病院を探す際もぜひ、静岡県内にも相談支援団体がいくつもありますので、そういったところに積極的に繋がると安心だと思います。

   また、当事者の方からお話を聞いたり、つながったりするのも良いかと思います。

漠然とした悩みや不安がきっとあると思います。整理していくことで少しずつ自分のこれからのことを冷静に考えていけることもあるかな？と僕の経験から言えることです。

   また親との関係は本当に難しい問題ですよね。手術をすることは、体にも負担がかかります。きっとそこを心配する親御さんはたくさんいらっしゃると思います。僕はあまりじっくり母に話すということはできませんでしたが、今振り返ると手術をする前にもう少し向き合って話せばよかったかなという思いもあったりします。

   すぐに解決できる問題ばかりではありませんが、焦らず、自分の気持ちを大切にしてあげて欲しいなと思います。

　LGBTQの中で治療や手術をする人がいる場合、保険や自己負担額を減らすなど支援は充実していますか。