トランスジェンダーの理玖さんに聞いてみた！

高校生の “lgbtq あんなこと・こんなこと”part.２

★後藤理玖さん プロフィール

★性の多様性に関する県の取組について

★「LGBT・多様な性のあり方の一例」について

★LGBT活動団体紹介ページ（外部リンク）

*中学生編「カミングアウトについて」はこちら

  打ち明けて、それ以来連絡も取れなくなってしまった友達もいます。当時は、とてもショックでしたが、今振り返ると、きっとその友達も打ち明けられて、自分とどう接すれば良いのか分からず…そのまま疎遠になってしまったのだと、今では思うようにしています。でも、それ以上に、打ち明けても味方でいてくれる友人はたくさんいます。打ち明ける相手との関係性や、タイミングもきっと大切なのだということは今までの経験から学びました。

  もちろん言わないという選択肢もあります。誰にも言わない、信頼できる人にだけ言う、生活のこの部分ではオープンにしながら生活する。どの選択肢を選ぶのが正解だということもありません！人それぞれ、今置かれている環境、人それぞれ抱える悩みも異なります。その中で、自分がより、幸せに生きられるような選択をするのが良いと僕は思っています。

  LGBTQということを同級生に隠して過ごしていて、気づかれることはなかったんですか？気づかれなかったのは相当気をつけて生活していたと思うので、早くLGBTQ当事者も暮らしやすい環境になってほしいと思いました。

　学生時代の友人に聞くと、気づいていても僕が何も言わないから…という優しい友人がいました。もっと早く打ち明けてくれたら、何か力になってあげられたのにとも。

　でも、そう言ってくれる友人がいることが今の僕の心の支えでもあり、宝物です。

あなたのその言葉にも、同じように僕は心を支えてもらえています。

 マイノリティについて悩んでも、言わないという選択肢もありますか。