男女共同参画WEBマガジン

epoca

自分らしく生きるためのヒントを見つける旅にでよう

インタビュー2018-2019

静岡県男女共同参画社会づくり宣言事業所・団体

三和事務機 株式会社

(浜松市)

鈴木 研さん

性別・年齢など関係なく、自然に楽しくはたらく

 

 OA機器・オフィス家具の提案など行っている三和事務機(株)の社屋に入る。書類ファイルが詰まった棚、ものがあふれるデスクといった見慣れた会社風景が、ない。ぜい肉をそぎ落としたシンプルな空間が、広がっている。

 社員にマイナス思考が多くなっていることに気づいた社長の鈴木研さんは、2017年から組織改革に着手、余分なものを捨てるなどの見直しを始めた。まず、事務所内をシンプルにして、フリーアドレス(オフィスに社員の固定席を置かず、自由な席で仕事をする仕組み)に。自分の専用デスクは、ない。席は、毎朝番号のついた割りばしを引いて決める。鈴木さんもくじを引き、社員と隣り合わせで仕事をする。今日の席はどこ? 毎朝、ちょっとした緊張と期待で1日が始まる。自由空間の中では、差別がない。みんな同じ。

 

 「そのころ営業で入社した吉田美和子さんが、子どもが保育園に行っているので午後5時30分には帰りたい、っていうんです。だったら、仕事先から帰りなさい。朝も会社に来ないで直仕事に行きなさい。直行直帰OK、テレワークもOKにしました。社員誰もがこのシステムを利用しています。この先鞭を切ってくれた吉田さんは、貴重な存在ですよ」

 貴重といわれた吉田さん、「子どもが小さい時、本当に助かりました。直行直帰は生産性が高いです。自分の働き方を変えることで、相手に合わせることができます。社長って朝は会社にいるから、自宅から直に出かけて行くと会えて、契約につながることがあります」

 テレワーク中は、テレビ会議のシステムが導入されており、働く子育て中の女性にとっては、うれしい環境整備である。

今、女性社員たちは、「〇〇休暇が欲しい」と声をあげている。「これまで、産休・育休や介護休暇が必要な社員がいなかったので、なかった。これは、会社の規約として決めるのではなく、社員同士で話し合って決めるものでしょ。休暇中のフォローをするのは、社員ですから。自分たちの仕事の仕方は、自分たちで考えてもらいたいですね」と、社員みんなの考え方を尊重する鈴木さん。近々、社内チャレンジミーティングで話し合われる予定だ。

 

 2年前から始めた働き方改革で、営業利益は前期比10%アップ。「ここまで効果がでるとは、思わなかった」と言う鈴木さんと共に、『しごとを楽しもう!』をモットーに、三和事務機(株)は、男女を問わない働き方を模索し続けている。

 「たくさん視察の方が来ます。あなたも、ぜひ、おいでください」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                                                                             1階フリースペースは、仕事をする人、打ち合わせをする人、くつろぐ人ー

                                                                                                                                         それぞれの思いが交差する場所だ

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