トランスジェンダーの理玖さんに聞いてみた！

高校生の “lgbtq あんなこと・こんなこと”part.２

★後藤理玖さん プロフィール

★性の多様性に関する県の取組について

★「LGBT・多様な性のあり方の一例」について

★LGBT活動団体紹介ページ（外部リンク）

２．カミングアウトについて　→

*「多様な性のあり方の一例」はこちら

*静岡県男女共同参画課HP・性の多様性理解の促進「性の多様性とは／SOGIとは」より

　　LGBTQ、Xジェンダーに当てはまるかどうか難しい質問ですね！なぜなら、どこからそうであり、どこからそうではないといった明確な線引きがあるわけではないと僕は思っているからです。違和感であったり、自分のセクシュアリティについての悩みだったり、それによってどれだけ生きづらさを感じるのかというのも、人それぞれです。しかし、もしあなたが今、違和感や、男女で分けられることに嫌だという感情があり、それが生きづらさに繋がっているようであれば、少しでもそれを取り除き、ストレスなくあなたらしく過ごせるようになって欲しいなと願っています。

「LGBT」は、属性を表す言葉ですが、「SOGI（ソジ・ソギ）」は、全ての人に当てはまる概念です。これは、「性的指向」（SexualOrientation）と「性自認」（GenderIdentity）の頭文字をとったものです。性的指向と性自認そのものを指し、国連の諸機関で広く用いられており、全ての人の性のあり方が人権として尊重されるべきという文脈で使われています。（「性表現」（GenderExpression）からEを取ってSOGIEとする場合もあります。）

   この概念により、全ての人が多様な性の当事者であり、性のあり方に関する問題を自分を含めた全ての人の問題と考えることができます。

　セクシュアリティは目に見えるものではないので本人にしか分かりません。

   また、きっと悩む場面も、人それぞれ違います。目に見えないものをどう捉え、受け止め、理解していくのか。難しいですよね。きっと、人と人との関係性や、思いやりの想像力が大切なのかな？と僕は思っています。

　LGBTQは〝自称〟なんでしょうか？以前友人にカミングアウトされたことがあるのですが、理玖さんの講演会を聞くと少し違うような気がしました。

  友人に特に追及する気はありませんが、疑問に思います。

　性別を変えるという時。例えば、僕は手術をして戸籍の性別を変えました。それ以外の方法でも、生活する上で、手術や治療はしないけれども、表現する性を変えることによって自分の望む性別へ変えるという人もいます。そうしたいろいろな選択をして生活する方がいる中で、一番大変なことは、周囲の目や反応、関わり方など社会の中で受け入れられるかと不安に思うことではないかと思います。そういった意味でも、やはり社会が変わっていくことはとても重要なことだと僕は思っています。

　セクシュアリティというのは本人の努力で変えられるものではありません。

  また、LGBTQ当事者であるか、ないかで分けなくても良いのかな！と思います。

　ありのままのあなたでいて欲しいと思います。

　僕は研究者ではないので具体的なことは言えませんが。LGBTQは遺伝によるものかどうか。何が要因であるのかというのは仮説的な話は聞くことはありますが、仮説に過ぎず、何が原因でというのははっきり分かっていないようです。

　何か違和感がある、男女で分けられることが少し嫌というだけでも、LGBTQ、Xジェンダーに当てはまりますか？

  LGBTQは遺伝によるものなのでしょうか？何が要因なのかあまり知らないので詳しく知りたいです。

  LGBTQでない人が自らLGBTQになることは可能ですか？

  逆に、LGBTQの人はLGBTQでない人になれますか。

  性別を変える時に、一番大変なことは何ですか？